2006年04月28日

コンセプトを感じ取れ!

作るべき作品の形が見えないでいる。
夏の展覧会で出すインタラクティブ作品のことだ。
アイディアは結構出るのだが、欠点が自分で見えてしまっている。
そして、そう言う物はやっぱり、誰が見てもすぐわかるものだ。
コンセプトと技術力、自分の作りたい物の板ばさみになる。
「コンセプトを成立させようとすると、良いと思う物が作れない」
私がそう言うと師匠は、
「コンセプトのために作りたい物が作れないなんて事はあってはならない」
「そうなるのなら、コンセプト自体が間違っているか、コンセプトの扱い方が間違っている」
と言った。
「コンセプトと作品は一体である。作りたい物を作り、それらを見つめ続ければ、
 コンセプトは自ずと見えてくる。『コンセプトを感じ取れ』!」
……多少、台詞は脚色しているが(笑)、
言われて非常に納得したし、自分自身少しふっ切れた感じがした。
また、昨年、結局作品として形に出来た物が無かったため、
私は確実性を重視して作品を考えていたのだが「そんな事では前進出来ない」とも言われた。
まったくその通りだ。
そして「本当に必要な要素だけを残し他は全て削ぎ落とせ」と言う。
その他にも色々言われたが、ほとんど自分自身が以前は気にかけていた事だった。
それがいつの間にか、焦りやら恐れやらによって見えなくなってしまっていたらしい。

まぁ、そこまで教えられ分かっても、なかなか使えるアイディアは出てこず、
今に至るのだが、つい先程、一つ良さそうなアイディアが出てきた。
削ぎ落としたら、見えてきたのはやはり原点だったのだ。

26日に劇団四季の舞台『鹿鳴館』を観に行った!
三島由紀夫氏の最高傑作とのうたい文句であったが、確かに、恐ろしい完成度の戯曲である。
ミュージカルのような派手さは無いが、
主要キャストのベテランらしい重厚かつ奥深い演技が一時も目を離させない。
素晴らしい舞台であった。
ただ、二幕のフラワーアレンジメントが假屋崎省吾氏によるものと言う事であったのだが、
わざわざカーリーを起用する必要があったのか!?
と思うようなショボさなのが気になる。

っつーか、ついに『エリザベート』のチケット手に入った!!
内野聖陽氏が結構好きな私としては、内野版が観られなかったのは残念ではあるが、
それでも山口祐一郎氏の公演なので楽しみである。
あとは『ベルばら』のチケットが手に入れば申し分ないのだが……。

藤子・F・不二雄氏の『エスパー魔美』(文庫版・全6巻)を買った。
アニメは昔見ていたし、原作も高校の時に全部読んでいたのだが、
SF(と書いて「すこしふしぎ」)なジュブナイル作品を書く事になりそうなので、
イメージの近いこの作品をもう一度読んでみたくなったのだ。
うむ。面白い。
実はどんな媒体でも一度も触れた事が無いのだが、
筒井康隆氏の『時をかける少女』とかも近いイメージがある。
それはSFジュブナイル小説の代名詞である作品だからかもしれないし、
『時をかける少女』から多大な影響を受けているハズの、
高畑京一郎氏の『タイムリープ』のイメージからかもしれない。
とりあえず大林宣彦監督の映画版でも見てみようと思っている。(原作読めよ!)
まぁ、何にせよイメージはイメージであり、
実際は私が書くのだから、結局全く別の物になるハズだ。

written by D.J.HIRO : 07:17 | comments (2)


2006年04月19日

UNBALANCE/BALANCE

風邪なおんねぇぇえ!!(笑)
あと一歩と言う所で行ったり来たりしている。
不規則すぎる生活と睡眠不足、栄養不足が原因だろうが、いい加減なおってくれ…(汗)

そんな中、15日に青山通りスパイラルガーデンで催されていた、
竹尾ペーパーショー2006『UNBALANCE/BALANCE』へ行った。
企画・構成は秋田寛氏(なつかしい人もいるのでは…?)
最終日だった事もあってか、ものすごく混んでいて、パンフレットも貰い損ねてしまった(泣)
展示は一階と二階に分かれており、
一階は世の中に流通している様々な質感の紙製品を紹介すると言うもので、
その質感を擬音を用いたいくつかのカテゴリーに分けて紹介していた。
まぁ、正直その分け方はかなり曖昧な物だ。
一般流通しているだけに、あまり新鮮な感動は無かった。
しかし、本展示である二階の展示は素晴らしく面白かった。
複数のデザイナーが、竹尾の新技術を含めた紙加工を用いて、
既に市販されている商品のパッケージ等をリデザインすると言うものである。
感覚的には『ニュー・デザイン・パラダイス』の展示に近い。
しかし、それぞれのアイディアやデザインの素晴らしさ、面白さに加え、
その素材が紙であると言う事に驚かされる物が多かった。
竹尾の狙いは正にそこであるようで、
いくつかの作品には竹尾の社員が着いており、加工技術の説明をしていた。
自社の技術の使い方をデザイナーに提案して貰い、
その展覧会を催す事でプロモーションを行う。
ある程度大きな企業ならやっている事だが、
これだけのメンバー、質、量を一製紙会社が主催し集めることが出来ると言うのは、
デザイナーと馴染み深い竹尾ならでは、ではないだろうか。
ともかく、大変見応えのある素晴らしい展示だった。
最近、特にデザイン系の展覧会は、
有料の物より今回のような企業のプロモーションを兼ねた、
無料の展示の方が内容が充実しているような気がする。

先週だか先々週だかから、
BS2で『機動警察パトレイバー』のTVシリーズが放映されている。
先日書いた『クリィーミーマミ』の伊藤和典、高田明美、両氏コンビを中心に、
ゆうきまさみ氏、出渕裕氏、そして押井守氏を加えた『ヘッドギア』原作の、
言わずと知れた有名メディアミックス作品である。
本広克行監督『踊る大捜査線』シリーズなどに、
本作へのオマージュが強く見られる事は有名な話だ。
シリーズ的にはやはり劇場版1、2が特に有名だが、
このTVシリーズ(元OVA含)や漫画版も忘れてはならない。
特にこのTVシリーズは本シリーズの始まりでありその中心である。
私の感覚でも、TVシリーズがベストな作品バランスをとっているように思う。
20年近く前の作品だが、そのクオリティの高さは目を見張るものがある。
個人的にはロボットアニメ的でない本作を象徴するような、
クールで淡々としたこの第一期のOPが映像、曲共に大好きで、
久々に見たものだから録画した奴をOPだけ繰り返し見てしまった。

最近、昔見ていたような古い作品を良く見るのだが、
それは「昔は良かった」と言う感慨に浸るためではない。
自分は何を見て育ってきたのか、何を良いと思って来たのか、
そして、何故それを良いと思ったのか、それを知るためだ。
時に、流行や最近知った物に影響を受ける事がある。
その流れの本質を見いだすために、
自分の感覚を客観的に理解し操作出来るようにしておく必要がある。

一番最近の話をすれば、それが『パトレイバー』を見て確信した事だ。
私が『踊る大捜査線』を好きな理由である要素の一部は、
元々『パトレイバー』にあった物であったし、それ以上の物を本作は確信させた。
そしてそれらは私が良いと思う他の作品とも共通する要素であった。
とりあえず、私はこの研究結果を『B.R.S.T構想』へとぶつける事にする。

パラサイト・イヴ!!

written by D.J.HIRO : 09:44 | comments (0)


2006年04月15日

処理に次ぐ処理

またまた、作業にちょっと一段落。
処理しなければならない作業と、その前段階であるアイディア出しをしなければならない事が、
順番に、平行に並んでいるのだが、どちらか片方ではないのでやり易い。
めんどくさいのは資料とか文献とか探して読まなきゃならない事か。
『攻殻』のような世界に憧れたり。
やっぱり実際なったら嫌だなぁとか思ったり。
ま、制作は概ねどれもこれも滞りなく進んでいる。

ロストアイサイト』の紹介ページを公開した。
一段落とは、実は全く関係ない。

先日開始したドラマ『医龍』の第一話を観た。
現在も連載中の原作は、大変素晴らしい作品だ。
ドラマは予告を見ていて、全く期待していなかった。
実際見てみると、思った以上に力が入っている。
が、完全なミスキャスティングだと思う。
ルックス的には上手い事行ってるところもあるが、喋りが伴っていない。
ドラマ化に当たっての変更点は今後、どう生かされるかにかかっている。
しかし、追加要素は全て余計だ。

近年のコミックのドラマ化には本当によく見られる事であるが、
必要以上にコミカルに作られている。
小説をコミック化する場合など、原作よりコミカルに演出される事は多い。
それは、コミックと言うメディアにはそれが良い効果をもたらすからである。
しかし、今回のようなコミックをドラマ化する場合、
原作以上にコミカルな演出や要素を追加する事は、
ドラマ作品においてマイナスでしかない場合がほとんどだ。
特に今作のような作品は。
「どうせマンガなんだから、これぐらいマンガっぽくしてもいいだろ?」
と言うようなドラマ制作サイドの舐めた考えが浮き上がって見える。
(そもそも、この「マンガっぽい」と言う考えが間違っているのだが)
原作を変えるなと言う事ではない。
ドラマにするならドラマとして一番良い形にアレンジするべきなのである。

いや、それにしても、あのドラマオリジナルの変な双子看護師キャラとか、
いくらタイトルが『医龍』だからって朝田の背中に龍の形をした火傷作ったりとか、
バカにしてるのか!!という感じだ。
期待できる点があるとすれば、鬼頭が原作の男性から女性に変更され、
それを夏木マリ氏が演じると言うところと、
阿部サダヲ氏演じる原作以上にキャラが上手く立っているように思える荒瀬か。
このアレンジ、上手く行きそうな雰囲気はある。
あぁ…一番残念だったのは藤吉が渡辺謙氏じゃなかった事だな~(無理か)。

GyaOでまた第一話から『魔法の天使 クリィミーマミ』放映してる!!
スタジオぴえろによるアイドル魔法少女シリーズの記念すべき第一作目。
この辺から私が受けている影響はやはり大きいだろう。
現在も根強い人気を誇り、廃盤CDはプレミア、
近年までベスト盤的CDなどが発表され続けている。
って言うか、現実のアイドルとアイドルアニメのヒロインを同一視させると言う、
バーチャル(笑)なプロモーションは20年以上前の当時、余りにも斬新であったハズだ。
(現代では似たような話が結構よくあるけど)
しかもそれが見事に成功したところが凄い。
つか普通にアニメとして大変面白い作品である。
前のGyaOでの放映を見てて懐かしくもあり、同時にその歌の良さを再認識したので、
この間探し回ってベスト盤CDを買ってきたばかりだ(笑)
後期EDの『Loveさりげなく』が曲も映像もめっちゃカッコいい!!
見てない奴はこの機会に全話見るべし!!

GyaOで見られるアニメと言えば『ロードス島戦記』も傑作ですね。
「日本でファンタジーは売れない」と言う常識を覆した金字塔的原作を、
素晴らしいクオリティでアニメ化したOVA作品。
特に女性キャラクターの描き方が秀逸である。
今見てみるとスタッフも出演者も凄い豪華だ。
そして現在のデジタルアニメーションではあの空気感を未だ再現できないだろう。

written by D.J.HIRO : 03:40 | comments (6)


2006年04月10日

完成形の一部分である『今日』

年間学事日程表を見ながら携帯(いやPHS)のスケージューラーに書き込みをした。
来年の3月26日の予定に『卒業式』って書いた瞬間、なんとも言えない気持ちになった。
早いなぁ。
友人なんかとも話をしたのだけど、「現在」は常に「未来」の準備期間なのであって、
「現在」をその日暮らしに消費してはならない。
それはこれから何年経ってもそうだ。
私たちの目指す仕事は特にそれが言える。
組織に所属しない以上、「今年できたこと」が「来年できること」を決める。
(会社に入ったとしても、この業界は年契約がほとんどだから同じか)

昔は、思い立った時に行動を起こし、その場で物事をやり遂げる事ができた。
それが近年出来なくなって、私は焦っていた。
しかし、昔はなぜそんな事が可能だったのか考えてみれば、
昔やっていたことは「凄く簡単な事」だったからだ。
でも今はそう言うわけには行かない。
今、思い立っても、今、やり遂げる事はできない。
そんな簡単なことではないからだ。
だからこそ、将来的にそれをやり遂げるには、今、何をすべきか、を考える。
先の先を読み、忍耐強く、物事を積み重ねていくしかやり遂げる方法は無いのだ。
だから、今、形にならない事で焦る必要は無い。
それは未来にある完成形の一部分となっているハズだから。

劇場版『CLANNAD -クラナド-』
『AIR』と同じで東映アニメーション、出崎統監督……か。
私は出崎監督を信じてます!!

なんか『NIGHT HEAD GENESIS』と言うアニメシリーズが作られるらしい!!
原作・脚本は当然の如く飯田譲治氏!!
霧原直人役が森川智之氏、霧原直也役が石田彰氏となっている事から、
あの『NIGHT HEAD』である事は間違いない!
監督は出崎監督の弟子であり『美味しんぼ』の竹内啓雄監督、
キャラクター原案は『学園ヘヴン』の氷栗優氏。
やっぱBL方面で売っていくのか!?(笑)
何にせよ、楽しみすぎる!!そして超期待!!
そう言えば、まだ読んでいる途中の、
飯田譲治・梓河人両氏の新作小説『盗作』もかなり面白い。
まだ中盤あたりだからこれからどうなるか楽しみ~。

written by D.J.HIRO : 18:35 | comments (4)


2006年04月08日

人生色々、アニメも色々。

『僕らの音楽』で井上陽水氏と山田詠美氏が対談やってた。
面白い組み合わせだなぁと思ったのだが、どうやら随分と深い交流があるようだ。
かなり面白い対談であった。

『サクラ大戦・歌謡ショウファイナル公演「新・愛ゆえに」』
の開催が発表されたが、まさかここに来て『愛ゆえに』を演るとは!!
歌謡ショウ第一回が『愛ゆえに』、そして10年目の最後に『新・愛ゆえに』…。
綺麗にまとめ過ぎではないか!?(笑)
生オーケストラによる演奏も復活で否が応でも期待が高まるという物だ…!
しかしなぁ…チケットとれんのかなぁ~…。
ファンクラブ入ってなかったから優先予約出来ないしなぁ~…。
何よりそこが心配だ。

今、幾つか観たい映画がある。
既にちょっと古いのもあるが、とりあえずメモ。
『プロデューサーズ』
『ナニー・マクフィーの魔法のステッキ』
『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』
『THE 有頂天ホテル』
『ピーナッツ』
結局レンタルで見る事になるんだよな~(笑)

最近は、GyaOやら録画したDVDやらを垂れ流しながら作業している。
今日はそんな中で観たアニメを挙げていこう。

『うたわれるもの』(第一話のみ)
予告を見た感じあまり期待できないかなぁと思っていたのだが、
かなり高いクオリティだった。
原作を上手くアレンジしてる気がする。
まだ第一話なので油断は出来ないが、期待できそうだ。

『xxx HOLiC』(第一話のみ)
OPがスガシカオ?合わないんじゃないの?と思っていたが、意外に合う(笑)
S.E.N.SによるBGMも合ってる。
劇場版は見ていないので比較は出来ないけれど、
原作イメージを崩さず上手くアニメ化してると思う。
元々、各話完結の原作だからTVアニメには向いているかも。
でも、アニメにする意義が現時点では感じられない。
OPを見ていて、
シリーズ構成に大川緋芭氏が入っているのは当然であり安心なのだが、
エグゼクティブプロデューサーが大川七瀬氏だったのには驚いた。
マンガ家自身がエグゼクティブプロデューサーやそれに近い所を担うと言うのは、
過去にもほとんど例が無いのではないだろうか?(大昔は別として)
CLAMPという組織は最早そこまで巨大な物になったのか…!

『エウレカセブン』(第一話~第二十五話)
クオリティは非常に高いが、凄く寄せ集め感がある。
しかも、カッコよくしようとしてやってると思われる部分がことごとくダサい。
しかし、各話の中ではなかなかグッと来る話もあって楽しめる。
そして、物語上でのエウレカ(=ヒロイン)の変化の描き方が凄く良いと思う。
これはなかなか危険なやり方であるが、
こう言った大きなプロジェクトの作品だからこそ出来る挑戦だろう。
正直、ここに関してはヤラレタ!と言うしかない。
後半も結構楽しみだ。
(本放送は既に最終話まで終了している)

『シティーハンター』(第一話~第十六話)
現在はDVD-BOXも発売している古いアニメ。
原作は数年前に全部読んだが、間違いなく傑作である。
昔、アニメ版を見ていた記憶があり、
アニメも傑作だったような気がしていたのだが、今見てみたらそうでもなかった(笑)
OP、EDや声優陣、作画などは素晴らしいと思うが、
脚本や演出が少々、原作とズレていると感じる。
それによって原作の持つ深みが失われてしまっていると思う。

『銀河旋風ブライガー』(後半~第三十九話(最終話))
天才アニメーター金田伊功によるOPが有名な古いアニメ。
(今、思い出せばOPは大学の授業でも見せられた)
シャレたセリフとキャラクターが素晴らしい。
脚本もあまり子供向けっぽくなく、クールだ。
現代に見ても十分面白いと思う。
ロボットアニメなのにロボットに重点が置かれていないところも好みだ(笑)
主題歌のとおり、悪人に対して本当に情け容赦ない主人公達がある意味笑える。
DVD-BOX欲しい。

以上。

written by D.J.HIRO : 03:58 | comments (7)


2006年04月06日

自己認識・自我形成

なんか、本格的に年度が変わったって感じがする今日この頃。

天啓が得られるのを待ってはいたものの、
やはりヒラメキとは追い求めていなければやって来ないようで、
インタラクティブ作品新作のアイディアが全く出ないでいた。
仕方ないのでここの所、考えを廻らせているのだが、一つ思い当たった事がある。
私自身、今までの作品が持つ矛盾点には気が付いていた。
それを解消するには、次の段階へ進むしか方法は無い。
人間は自分のみで自分を知る事は出来ない。
物であれば鏡のような、表現であれば文章や作品やそう言ったもので自分を写し取り、
それを自分自身で客観視する事によって自分を知る。
ここまでが、私が今まで作ってきた作品の考え方であった。
これからは、その先に行くべきではないかと感じている。

そのヒントがあると思い、買ったままなかなかやる事が出来ないでいた、
PS2『リアライズ-Panorama Luminary-』をちょこちょこプレイし始めた。
PC版は既にプレイ済みでその感想については以前さんざん書いたのでここでは省く。
本題だが、
自己をより深く理解するには、自分と他人を比較し、その違いを知る事が必要だ。
「他人は自分の鏡」と言った社会学者がいる。
コミュニケーションを通して相手を知ると言う事は同時に自分を知る事になるのだ。
そして、私達は常に外界=他人から少なからず影響され、変化し続けている。
それは自我が、
他人との同調や反発というぶつかり合いによって形作られる物だからだ。
『リアライズ』はそう言った自己認識と自我形成の根幹を、
フィクションである新たなコミュニケーションの形を借りて描いているのである。
さすがに「自我形成」を作品に反映させる事は出来ないだろうが、
その形を模す、コミュニケーションを表現する事は出来るかもしれない。

自己と自己のインタラクションであったこれまでの作品から、
自己と他者のインタラクション=コミュニケーションへと作品コンセプトを前進させる事になる。
これが吉と出るか凶と出るか……それは出来てみないと分からないなぁ。


そんなわけで、夏の展覧会、
一番難航していた展覧会タイトルもほぼ決定し、広報関係も動き出した!
情報はお待ちくだされ!

written by D.J.HIRO : 03:30 | comments (4)


2006年04月02日

健在!!

日記書くようにすると言ってこの結果か!!(笑)
と、言う事でもう4月ですねー。
お花見出来なかったなぁ~…いや、まだ間に合うか!?

つーかですね、mixiでも私はこの日記を読み込ませてるんですが、
反映されるのに時間かかりすぎ~!!
なんかどんどん時間がかかるようになってる気がします。
最近だとmixiで表示されるまで大体4~5時間かかる。
埋もれるよ……(涙)

今日は3ヶ月ぶりの『内村プロデュースSP』でしたが、
ゴールデンでも変わらぬ面白さであった!!
もっと頻繁にやって欲しい!!

Gacktが来年度NHK大河ドラマで上杉謙信役とか。
準主役じゃないか…スゲェな…。


現在もチマチマと作業は進んでいる。
花見の事とかでちょっと一年前の日記を見てたら、
現在自分が作業している作品の半分以上が、
一年以上前から作業開始していると言う事に気づいた。
どおりで作品発表できない訳だわ…。
ここ数年、作品規模も大きくなって時間がかかるのは当然なのだが、
いい加減、もう少しスピードを速くしたいなぁと思う今日この頃であった。
スケジュールの見極めの甘さでも皆さんにご迷惑おかけしています…。
しかし、期待にはバッチリこたえて見せますよ!!
さぁ!幕を上げろ!
ここからは俺のショータイムだ!!

written by D.J.HIRO : 23:59 | comments (3)