2006年04月06日

自己認識・自我形成

なんか、本格的に年度が変わったって感じがする今日この頃。

天啓が得られるのを待ってはいたものの、
やはりヒラメキとは追い求めていなければやって来ないようで、
インタラクティブ作品新作のアイディアが全く出ないでいた。
仕方ないのでここの所、考えを廻らせているのだが、一つ思い当たった事がある。
私自身、今までの作品が持つ矛盾点には気が付いていた。
それを解消するには、次の段階へ進むしか方法は無い。
人間は自分のみで自分を知る事は出来ない。
物であれば鏡のような、表現であれば文章や作品やそう言ったもので自分を写し取り、
それを自分自身で客観視する事によって自分を知る。
ここまでが、私が今まで作ってきた作品の考え方であった。
これからは、その先に行くべきではないかと感じている。

そのヒントがあると思い、買ったままなかなかやる事が出来ないでいた、
PS2『リアライズ-Panorama Luminary-』をちょこちょこプレイし始めた。
PC版は既にプレイ済みでその感想については以前さんざん書いたのでここでは省く。
本題だが、
自己をより深く理解するには、自分と他人を比較し、その違いを知る事が必要だ。
「他人は自分の鏡」と言った社会学者がいる。
コミュニケーションを通して相手を知ると言う事は同時に自分を知る事になるのだ。
そして、私達は常に外界=他人から少なからず影響され、変化し続けている。
それは自我が、
他人との同調や反発というぶつかり合いによって形作られる物だからだ。
『リアライズ』はそう言った自己認識と自我形成の根幹を、
フィクションである新たなコミュニケーションの形を借りて描いているのである。
さすがに「自我形成」を作品に反映させる事は出来ないだろうが、
その形を模す、コミュニケーションを表現する事は出来るかもしれない。

自己と自己のインタラクションであったこれまでの作品から、
自己と他者のインタラクション=コミュニケーションへと作品コンセプトを前進させる事になる。
これが吉と出るか凶と出るか……それは出来てみないと分からないなぁ。


そんなわけで、夏の展覧会、
一番難航していた展覧会タイトルもほぼ決定し、広報関係も動き出した!
情報はお待ちくだされ!

written by D.J.HIRO : 2006年04月06日 03:30



comments

DX9ks0 rqahotckqqct, [url=http://yxmpxpbntqpg.com/]yxmpxpbntqpg[/url], [link=http://xftfecueckxi.com/]xftfecueckxi[/link], http://uevarwnsoruv.com/

written by yeisqsx : 2011年01月12日 23:26

Exceptional short article! I¡¯ll rss rectify these days wth excellent feedreader application!¡­

written by louis vuitton wallet : 2011年05月05日 15:49

Awesome document! I¡¯ll rss fix nowadays wth the little feedreader software application!¡­

written by louis vuitton Handbags : 2011年05月10日 02:35

Anyway, only three mistakes!

written by Retirement communities in delaware : 2011年05月13日 10:07

コメントしてください




保存しますか?