2007年12月28日

『雪月の星霜』12月31日発表!そしてきっと今年最後の日記

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■冬コミ情報『雪月の星霜』遂に発表!!31日西め35aで僕と握手!!
2002年の8月、現【VODALES】の前身『VOGUE』制作最初で最後の作品である、
サウンドシネマ『大正☆退魔~鈴音の記憶~』の発表と同時に制作発表を行い、
制作進行の大幅な遅れによる2003年12月予定からの度重なる延期を経て、
2007年12月31日アドベンチャータイプノベル『雪月の星霜』ついに発表です。
最後の最後までドタバタでしたが、
多くの方々のご協力によりなんとか完成に至りました。

5年を越える制作期間は私自身も全く予定していなかったことで、
その結果、関係者の皆様には本当にご迷惑をおかけしました。
こんな私(と言うか作品)に愛想を尽かさず、
尽力し続けて頂いた事は、何度お礼を言っても足りないものです。
最後までスターティングメンバーが一人として欠ける事無く、
完成に達せられたのは奇跡的だったと思います。
特に、私の方針からスタッフロールにも名前が出ていない影の立役者rskさん、
そして音楽の如月秋祐さんには最初から最後までお世話になりっぱなしでした。
本当にありがとうございました。
本当は『大正☆退魔』で使用されるはずだった幻のBGMが、
『雪月の星霜』には使用されています。
全てはそれが始まりです。
そのときにはまだ、本当に何も無かった。
『雪月の星霜』と言うタイトルさえ無かった。
今だから言えることですが、
如月さんが『VOGUEの次回作』に参加してくれると言うことが決まった以後、
企画もネタも何も無い状態と言うわけには行かないと、
如月さんに見せるためだけに、
『雪月の星霜』と言うタイトルを決め、ロゴを作り、キャララフを上げと言う進行で、
ある意味、間に合わせのような形でこの作品は始まったのです。
結局そのつけは、シナリオに3年かかると言う形で現れてくるのですが(汗)
rskさんと深夜のファミレスでシナリオを練った日々ももう懐かしい気がします(笑)
しかし、これだけの時間がかかっただけのものにはなっていると思います。
と言っても当然、
作品全てのクオリティに納得が行っていると言うわけではありません。
そもそもそんな事は作品が完成した時点で言えなくなるのですから。
ただし制作開始当初に考えていた物とは比べ物にならない作品になったと思いますし、
私自身が今、出来る限りの全てを尽くしたと言い切れる作品です。
5年間の私を全て出し切りました。
多くの人に、是非、体験していただきたいと思います。

■逝年、狂年
多分、これが今年最後の日記になると思いますので、毎年恒例の作品振り返りです。
本年は最大の目標だった『雪月完成』が達成できただけでも御の字ですが(笑)、
正直、思っていたより活動出来なかったなぁ…と言うのが正直な感想。
とりあえず振り返ってみよう!そして来年こそがんばろう!!

雪月の星霜』(アドベンチャータイプノベル・その他関連物)
魔理沙マグカップ』(東方Project二次創作グッズ)
『イカルスの星』(東方Project二次創作マンガ本)
hoe,hoe,hoe!』(インタラクティヴ・インスタレーション)
『東方ビッグサイトへ行ってきました。』(東方Project二次創作マンガ本)
デュアル☆デュエル 戯雅輪舞 第3幕』(ノベルス×サイコロジック・カードゲーム)
『デュアル☆デュエル 戯雅輪舞 第2幕』(ノベルス×サイコロジック・カードゲーム)
『Me And My Girl』(東方Project二次創作マンガ本)
PLAXY-GEO』(インタラクティヴ・アート・デヴァイス)

本年、以上約9作品。
そして来年やる予定の物以下(ぽしゃる可能性もあり)
・某声優さんのトレードマーク及び名刺のデザイン
・株式会社○○○○。○・ジャパンさんとのコラボレーションで、
 インタラクティブ・インスタレーションのシリーズ作品制作
・『戯雅輪舞』EP1完結及びEP2の開始
・『B.R.S.T.構想』を本格的に始動
・『雪月の星霜』関連作品のプロデュース
これぐらいかなぁ~。
表に出せそうなのは。
ほかにもたくさん出来ると良いな!

■逆行日記
12月28日
通常では有り得ない特急製造で上げてもらった雪月のディスクが関税に引っかかり、
一日遅れて今日届いた。
遅れたのは残念だったが、無事届いてよかった。
12月26日
予約していた東京セレソンDX公演『歌姫』のDVDを引き取ってくる。
DVDで見直してみても、やはり傑作である。
TVドラマになった本作だが、やはり原作である舞台版がすばらしい。
(ドラマ版は全部観てないので言い切れないけども)
何の期待もせずに観に行って、ものすごい衝撃を受けたあの日を思い出す。
12月25日
広井王子・コザキユースケ『烏丸響子の事件簿』6巻ほかマンガを数冊購入。
これまでに描かれてきた因縁が集約されていく。
7巻が楽しみになる。
それにしても、今読み直すと1巻はミステリーマンガみたいだなぁ(笑)
capsule『FLASH BACK』購入。
最近の中田ヤスタカさんは行き切った感じがしてすごく良い。
12月17日
『サクラ大戦 武道館ライブ ~帝都・巴里・紐育~』のDVDがAmazonから届いた。
観に行ったのでそれを思い出すには良いが、
このDVDだけ観ると言う事を考えるといまいちカメラワークが悪い気がする。
と言うか、仕方ないのかも知れないけど引き過ぎで、役者が良く見えない。
DVDこそ劇場で観れないぐらいの寄りで撮影してもらいたいものだ。
12月16日
西新井友人宅にて毎年恒例の鍋パーティ≒忘年会。
制作スケジュールがかなりまずい状況であったが、楽しむときは楽しむべし。
12月13日
シアタークリエのこけらおとし公演となった、
三谷幸喜さん作・演出『恐れを知らぬ川上音二郎一座』を観に行く。
やはり手堅い。
そしてやはり役者陣が上手い。
特にユースケ・サンタマリアさんの堂々とした演技と、
堺正章さんの手練と体当たりの同居した演技が印象深い。
シアタークリエと言う劇場自体は、綺麗だし設備も良く出来ていると思う。
あの大きさの劇場であのレベルの座席には感動である。
ただ、ロビーが狭い、
劇場が地下のため移動するときエレベーターまたは階段を使用しなくてはならない、
と言う点はかなり不便に感じた。
特に、客が満員になるような作品を上演するとかなり混乱する。
12月5日
東京デザイナーズウィークの関係で、株式会社モリモト主催のパーティへ行く。
立食だったが、近くのホテルのケータリングらしくかなり美味い。
その後、呑みに流れる。
椿昇さんの話がものすごい興味深く、そして色々考えさせられた。
12月2日
明治大学大学院理工学研究科 新領域創造専攻 発足記念シンポジウム』を観に行く。
すばらしく豪華かつ個人的にツボなパネリストたち。
前半行われた岩井俊雄さんのTENORI-ONに関するプレゼンは、
知らなかった事も多く大変面白かった。
後半のシンポジウムは、色々グダグダがあって(あれは主催側のミスだと思う)、
まともにシンポジウムにはならなかったが、
岩井さんはじめ、皆さんが私が最近少し懸念している事と同じ事を言っていて、
余計に不安になった(笑)
12月1日
墓参りに行く。
こう言う時でもないと、親戚と会うと言うことも最近は少なくなっていている。
たまには楽しいものだ。
11月29日
帝国劇場へ『モーツァルト!』を観に行く。
井上芳雄さんの演ずるヴォルフガング・モーツァルトが素晴らしい!!
あと、大して出て来ないのに、
いつも通りすごいインパクトを残す山口祐一郎さん(笑)
モーツァルトと言う一人の存在を、
アマデウスとヴォルフガングと言う二つの存在に分離した演出は、
秀逸としか言い様が無い。
シルヴェスター・リーヴァイ作曲の作品はどれも好きなのだが、
今作の曲は特にカッコいい。
『エリザベート』『マリー・アントワネット』に続き今作もCD購入(笑)
11月25日
新国立劇場開場10周年記念フェスティバル公演「三つの悲劇」―ギリシャからVol.3
異人の唄-アンティゴネ-』を観に行く。
徹夜明けで観に行って、滅茶苦茶眠かったので、判断に間違いがあるかもしれない。
今作は漫画家の土田世紀さんの初戯曲である。
しかも完全なオリジナルと言うわけではなく、ギリシャ悲劇を下敷きとした作品。
これはかなりの難産だったと思われる。
マンガのネームも戯曲も基本は同じだ。
しかし、土田世紀さんはそこを変に意識してしまっていたように感じる。
演出や美術のクオリティもものすごく高かったが、
戯曲とチグハグになっている印象があった。

written by D.J.HIRO : 2007年12月28日 11:40



comments

完成おめでとうございますー!!
感無量ですよね。
冬コミでは会いにいきますので…!

良いお年をー!

written by みつき : 2007年12月28日 21:15

ありがとうございますー!!
当日はお会いできなくて残念でしたが、
ブツは預けておきましたので、
そのうちお手元に渡るかと思いますー!
是非プレイしてくださいね!

written by D.J.HIRO : 2008年01月02日 11:25