2007年03月27日

王立院雲丸の生涯

3月25日
助手さんたちを呼んで院生でバーベキューパーティをする予定だったのだが、
雨天中止となり急遽、家焼肉パーティに変更。
いやはやメッチャ楽しかった!
家焼肉に変更したのは正解だったな。
って言うかみんなでずっとWiiをやってました。
小学生かよ!!(笑)
でもあれ本当に凄いな。
ほとんどゲームソフト無しで一生遊べそうだ。
でも確かにみんなでやるゲーム機だなぁと思った(笑)
お次は卒業旅行だ!
と、いつまでも学生気分なのであった(汗)

3月26日
rsk氏と会議をするために池袋へ赴く。
25日に発売になった『サクラ大戦武道館ライブ』のチケットが、
ぴあその他チケット販売のショップで即完売してしまい手に入らなかった。
しかし、S席なら太正浪漫堂でまだ手に入るのでは?という情報を耳にしたので、
行ってみるとなんとまだSS席スタンドが残っているじゃないか!
予定より3,000円オーバーの出費だが、これを買わないわけには行くまいと購入。
その後、そのままサクラカフェで会議。
なんか今年はやる事を絞ろうと思っていたのに、
結局いつも通り色々やる事があるなぁという結論。
巻いて行かないと、どんどんスケジュールがズレ込みそうである…。
何とかせねば。

MFR版『王立院雲丸の生涯』(原作:広井王子・作画:池上遼一)を購入。
92年~93年頃少年サンデーに連載されていた漫画。
コンビニで売ってるペーパーバック版のコミックスで、
最近増刷されたらしく、見つけたので購入。
今回初読。
非常に面白い。
しかし、これは少年サンデー読者に受けたのだろうか…?とも思う。
ビッグコミックとかのほうが向いていそうだ。
広井王子氏の思想、趣味、そしてロマンがこれでもかというほど強く出ていると感じる。
基本はバトル漫画のフォーマットだが、そこへ様々な要素が混ざり合わさっていて、
それにより、完全に新しい漫画として成立している。
日本人、日本人、言っているのは一見右翼的に見えるが、
その実、左翼的でもあったりと、広井氏の独自の思想がよく表れている。
この辺りは『サクラ』を始め氏のほかの作品でも見られることだが、
これほど強く語られている作品は初めてかも知れない。
この作品に引き込まれる理由として、そのスケール感がある。
最近のマンガやアニメはスケールが小さい物が多い。
逆に大きすぎて現実感が希薄な物も多い。
(まぁ、リアル(≒日常)とバーチャル(≒非日常)のハザマの
 奇妙な感覚を描く事が最近のトレンドのようではあるが)
本作は池上氏の圧倒的な画力によって、広井氏の持つ大きな世界観と価値観を、
リアリティを失う事無く描く事に成功している。
こんなデカさを感じる作品を一度は書いてみたい物だ。
…もしかしたら、新次郎が目指すデッカイ男とは雲丸のような男なのかもしれない。

written by D.J.HIRO : 2007年03月27日 13:08



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