最近、作業場にこもる事が多い。
しかし、作業場まで家から二時間以上かかるため、
全く作業がはかどっていない気がするのだが、どうなんだろう。
まぁ、場所によって出来る作業が決まってしまうようになったのは良かった気がする。
作業場でやる作業は使う物が全部作業場にあるので家では出来ない。
となると、気持ちの切り替えがしやすく、下手にテンパらないでいられるのだ。
まぁ、その代わり作業が遅くなるんだけど(汗
今日はそんな作業場仕事を早めに切り上げ、『青二塾』II部の卒業公演を観に行った!
知り合いが出ている訳ではないので普通に舞台を観に行った感じである。
会場は吉祥寺の前進座と言う劇場だったのだが、
こんな所にこんな立派な劇場があったのか!とまず驚いた。
井の頭公園側にはほとんど行かないからなぁ…。
んで、中身はと言うと第一部が日舞、第二部がミュージカルである。
日舞を生で観たのは初めてだったが、内容的には日舞ベースの創作ダンス的な物だった。
基本、物言わぬ日舞は仕草、動作の流れで物、事、心を表現している。
声優と言う仕事とは真逆とも思える話だが、
これは表現者にとって大変重要な訓練だと観ていて思った。
喋りのテクニックは当然大切だが、
それを極めてしまった先に、これが必要となってくるだろう。
又、構成はあの朝丘雪路氏が行っているのだが、日舞を飽きさせぬ全体の流れが見事。
ミュージカルの方は『マザー・グース』を用いた創作劇。
タイトルは『魔女のキッス』。
これが非常に面白かった。
王道的な流れに複数の物語と学生的ノリが上手く混ざった物である。
と言うかまず当然ながら皆さん上手い。
脚本や衣装などのおかげもあるだろうが、
喋り方にせよ仕草にせよしっかりとキャラクターを演じきっている。
また、こちらがメインとも言えるかもしれない、
歌(中にはソロの人なんかも)とダンスも大変良かった。
って言うかやっぱミュージカル良いよね。
楽しいしね。
やりたいね。
いや、やります。
やぁぁあってやるぜぇ!!(矢尾一樹
あ、ちなみに矢尾一樹氏は青二じゃなくシグマ・セブン所属です(笑
最後には、舞台の感動にプラスして、花束を受け取る姿、卒業と言う感動があった。
私は全く関係ないのになんか感動した(笑
多分、そこには、舞台に限らない、多人数で一つの事をやり切った感動があって、
それに私が共感、または憧れているからだったのかもしれない。
私や私の周り、環境などは基本的に個人プレーである。
卒業の時も、皆がバラバラに物を作って展示して終わりであった。
やり切った感も何も無い。
同様に協力し合って作る物ややる事も個人作業がほとんどだ。
まぁ、それ言ったら舞台だって個人作業の集まりだと言われるかもしれない。
だけどそこにはやはり違う物を感じてしまうのである。
それぞれの、繋がりの強さみたいな物だろうか。
私は好きで個人プレーをして来たきらいがあるが、
どこかでスタッフや仕事の関係の深さも求めている気がする。
それもまた、私が「ボーダレス」を目指す理由なのかもしれない。
まぁ、あとはこう言うリアルタイムな物は反応がダイレクトに来て良いと思う。
それがより、やりきった感を生むのだろう。
私が作る物は今の所、ほとんど反応は来ても作ってから随分後だ。
私が近年、インタラクティヴ・インスタレーションやらライヴやら舞台やらに惹かれているのは、
そう言うコミュニケーションと言うかインタラクションが欲しいのだろう。
我々は作品を通して社会と会話してるのだ。
…似たような事を日陰有紀氏が言ってたかも。
written by D.J.HIRO : 2005年12月03日 23:59
僕も吉祥寺に居たよ。
バウスシアターで爆音レイト。パンク特集見てた。
niso君も。
written by sht : 2005年12月04日 04:19
お~!そうだったのか~!
知ってて時間が合えば合流したかったなぁ。
大戸屋で一人寂しく飯を食ったので…(涙
written by D.J.HIRO : 2005年12月07日 01:06
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