2005年08月16日

新・青い鳥

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行ってきました!
サクラ大戦 帝国歌劇団・花組 スーパー歌謡ショウ「新・青い鳥」』!!(長っ
いや、もうね、凄いとしか言い様が無い。
今日の日記に何回「凄い」と書いてしまうのか今から心配である。

内容を書いてしまうとネタバレしちゃうのであまり書かないようにします。
まぁ、何にせよ、私は今回初めて『歌謡ショウ』を見に行ったんですが、
正直、今までの奴をDVDで何度も観てるので、
そんなに衝撃を受ける事は無いんじゃないかと思っていたんです。
でも甘かった。確実に甘かった。
やはり空間って言うのは凄い。
もう、一幕始まったとたんに圧倒された。
そりゃDVDにもDVDの良い点はあるが、やはり比べ物にならない。
こりゃ毎回行きたくなります。
重い腰を上げるまで9年もかかった事が悔やまれる。
私が重い腰を上げるまでの経緯。
元々、形の無い物(体験とか)に価値を見出せない(金を出せない)人間だった。
って言うか不安なんだよね、形が無い物って。
(いまだにそう言う気持ちはあるけど)

歌謡ショウを舐めていた(申し訳ございません)

ビデオで歌謡ショウを観て間違いに気付く。

歌謡ショウファンになるも、やはり行くよりDVDやCDに金をかけてしまう。

無料ライブや製作発表会で帝国歌劇団のパフォーマンスを体験する。

ここ数年で形無き物の価値を知る必要性に気付く(遅っ

10年で歌謡ショウは終わりと言う事で残りが今回と来年だけと知る。

ようやく重い腰を上げた。
…うむ。
まぁ、悔やまれる部分も多いが、
今回が初で良かったんじゃないかと思えるほど『新・青い鳥』は凄かった。
近年は様々な芸能を取り込む事に躍起になりすぎていた感があったのだが、
ここに来て、原点であるゲームをフィードバックさせて来た所が素晴らしい。
物語も、いつもの番外編的と言うか、ある日の出来事的な内容ではなく、
かなり本編に近い、スケールのある物だった。
時間的にはほぼいつもと変わらぬ3時間半だったのだが、
今回は台本を半分近く削ったと言っていただけあって、
劇中劇の『新・青い鳥』はかなりコンパクトになっていた。
そこはちょっと物足りなかったかもしれない。
まぁ、その分、さっき書いたように本編的ストーリー部分が大変長かったわけだ。
笑いの量は変わらず、深さを増した内容は良かった。
今日は日替わりゲストで帝劇三人娘が出る日だったのだが、
(っつーか狙って行ったのだが(笑)
それがまた凄い良かった!
今更になって帝劇三人娘の新曲が、しかも実質2曲も聴けるとは!!
しかも帝劇三人娘が幕間に客席を練り歩いてパンフレットを手売りすると言う暴挙まで!!
す、凄い…。
『サクラ』はファンサービスの良さも売りの一つだと思うが、
その作品内容故あまり嫌味にならない所が素晴らしい。
結果ちゃんと商売に繋がっているのだから万々歳だ。
今公演は日替わりゲストによってストーリーが変わる
(これもまさにゲームをフィードバックしたものだが)
ため、他の日がどうなっているのか気になるところ。
それはDVDを買えと言う事か…!
やはり商売に(以下略
紅蘭は映像出演であったが、そこに新次郎が一緒に出てきたのには驚いた。
あれはやはり紐育歌劇団で舞台をやると言う布石なのだろう。
そもそも『サクラV』のキャスティングはやる為に揃えた感じだしなぁ。
って言うか、今、丁度、会場で買ってきた『紐育歌謡全集』を聴いてる。
なんかどこも売り切れなのか売ってなかったんだよなぁ。
やはり『輝く星座』が良いなぁ、あと『ここはパラダイス』。
いや、どれも良いのだが。
そう言えば今日は全く予習無しで公演に行ったので当然全部初めて聴く曲だった。
毎年素晴らしいが、今年はいつも以上に歌謡色が強かったように思え凄く良かった。
『サクラ』シリーズは今年までの約10年でボーカルソングだけで約220曲あるそうだ。
全曲が作詞・広井王子、作曲・田中公平だから一年20曲と考えても凄まじい数だな…。

いやはや、それにしても紅蘭やダンディーがいなかったのは寂しいが、
昨年から更にパワーアップした内容に加え、
すみれの復活、米田や薔薇組のカッコイイ見せ場、そして帝劇三人娘と、
ファンとしては大満足の公演であった。
そしてこの、ごった煮である帝国歌劇団の舞台スタイルこそが、
広井王子氏の目指した『エンターテインメント』、
目指した『バーチャル』なのだと強く感じ、そして納得出来た。

私にあれほどの『夢』を創る事が出来る日が来るだろうか?
超えるべき壁は未だ遥か遠く高い――。

written by D.J.HIRO : 2005年08月16日 23:59



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